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MS-DOS コマンドプロンプト(コマンドライン)入門

目次

コマンドプロンプトとは

コマンドプロンプトは、Windowsに標準で付属されていて、普段マウスとエクスプローラで行っていることを別の方法で行います。最近では環境設定やソフトウェア開発で利用されています。

対象読者

MS-DOSコマンドプロンプト(コマンドライン)の基本コマンドを独学するための入門記事です。1時間以内に、仕組みとコマンド10個をサラッと学習します。学習したら、基本コマンドが使えインターネットで上コマンドを調べる知識がつきます。

動作環境

  • Windows XP/2000/Me

ゴール

コマンドプロンプトの基本的な言葉とコマンドを覚えることが目標です。基本的な言葉(キーワード)が分かれば、今後インターネットを使ってさらに知識を深められるでしょう。

コマンド プロンプトを起動してみよう

[スタート]->[プログラム]->[アクセサリ]->[コマンド プロンプト]を選択してコマンドプロンプトを起動してみてください。Windowのバージョンによって表示される文字は違いますが、黒い窓が表示されます。これをコマンドプロンプトドス窓と呼びます。

下の例ではc:\>が表示されています。c:\>の部分は現在のどこにいるかを示しています。現在いる場所のことをカレント・ディレクトリと呼びます。つまり下の例ではハードディスクのCドライブにいることになります。

今回勉強するコマンド

コマンドプロンプトでは、いつもはマウスでクリックして選択したり、ドラッグアンドドロップで移動する事を、コマンドという単位で覚えていきます。

今回はよく使うコマンドを10個ぐらい学習します。 これらで「コマンドプロンプトってこんな感じなんだ...」と分かるはずです。

コマンド名 意味
CD ディレクトリ(フォルダの事)の移動します。(Change Directory)
DIR 現在のディレクトリの中身を表示します。(DIRectory)
MKDIR ディレクトリを作成します。(MaKe DIRectory)
DEL フォルダまたはディレクトリの削除をおこないます。(DELete)
ECHO 文字列を表示します。
CALL 新しいコマンドを呼び出します。
START 新しいコマンド プロンプトを表示します。
MORE テキストファイルなどを読む時に使います。
SET 変数の設定または表示を行います。
PATH 現在設定されている実行パスを表示します。
if 分岐する時に使います。
for 繰り返し処理の時に使います。

それでは、文章を読むのも疲れたと思うので早速やってみましょう。手始めに3つほど...

MKDIRコマンド、CDコマンド、DIRコマンド

とりあえず、例の画像のように打ち込んでください。

解説

mkdirコマンドでhoge_dirでディレクトリを作成します。次にcdコマンドで作ったhoge_dirディレクトリ内に移動して、最後にdirコマンドでディレクトリ内を確認しています。

それでは次に文字を表示してみましょう。

ECHOコマンド

とりあえず、打ち込んでください。

解説

ECHOコマンドは画面に文字を表示する時に使います。>文字を使うことで、画面ではなくファイルに書き込む事もできます。今回のように出力先や入力先を変更することをリダイレクトと呼びます。

moreコマンド, copyコマンド

作成したファイルの中身をMOREコマンドで見てみましょう。またCOPYコマンドでファイルの複製(コピー)が行えるのでやってみましょう。

実際にエクスプローラを起動しておくと、ファイルが増える瞬間ができます。

DELコマンド

DELコマンドでファイルを削除してみます。

hoge.txtが消えたことが確認できるはずです。例えば、aaa.txtなど適当なファイル名を加えてdelコマンドを打つと"そのようなファイルはありません。"とエラーメッセージが表示されます。

次はコマンドプロンプトを学ぶついでに、環境変数も理解してしまいましょう。

環境変数の表示と設定

最初にシステムに設定されている値を表示してみます。これらを環境変数と呼びます。

setコマンドで環境変数を一覧表示してみる。

解説

setと入力すると、キー=値という形でたくさん表示されます。この例では、USERNAME環境変数やwindir環境変数など様々な環境変数がはじめから設定されているのが分かるはずです。

例えば、プログラミングをしたとして、今実行しているユーザ名が欲しい場合どうしますか?その都度、ユーザ名をプログラムのソースコードに書き込んでしまうと、毎回書き直さなければなりません。そういう場合、プログラムを実行するときに、変数からユーザ名を読み込むことで、プログラムを毎回書き直さないようにします。

変数は色々あって、その中でもWindowsにインストールした時からあるものを環境変数といいます。

echoコマンドで環境変数を表示してみる。

先ほど勉強したechoコマンドで確認する事も出来ます。以下の例では、今ログインしているユーザ名を表すUSERNAME環境変数を表示します。

変数の設定と表示

今度は変数を設定してみましょう 。変数と環境変数の違いは範囲です。変数は設定したら、このコマンドプロンプト内だけでしか利用できません。

本当にhogeという変数が設定できたかechoコマンドで確認してみましょう。

もう1つコマンドプロンプトを起動してsetかechoコマンドで確認してみてください。新しく起動したコマンドプロンプトの画面では、hoge変数が表示されないと思います。変数が元々のコマンドプロンプト内でのみ使える事がわかると思います。

それと、コマンドプロンプトには基本的に大文字と小文字の区別がありません。

 

バッチファイルを作る

バッチファイルとは、今までやってきたコマンドをエディタで書いて、複数のコマンドを一気に実行する事です。いろいろな場面で使いまわしができるようになります。

1. hoge2\binディレクトリを作ります。

2. hoge2\bin内にrun.batというファイルを作ります。

run.batは単純なテキストファイルなので、以下の2つのコマンドをテキストエディタで入力してrun.batというファイル名で保存します。

@echo "execute successfully!!!"
@pause

3. hoge2\binディレクトリでrun.batを実行してす。

問題がなければ、、"execute successfully!!"と表示されます。

4. hoge2ディレクトリでテスト

移動するcdコマンドでディレクトリを移動して、そこでrunb.batを実行してみます。

Windowsは.exe .com. .bat などファイルを,カレントディレクトリか、環境変数Pathに記述されたディレクトリから探して実行します。

そのため、hoge2ディレクトリでrun.batが認識されていませんと表示されました。

3の時は、カレントディレクトリにrun.batファイルが存在していましたが、4の時はカレントディレクトリにrun.batファイルが存在せず、環境変数Path内のディレクトリにも存在しないのでrun.batが実行できませんでした。

それでは、環境変数Pathにc:\hoge2\binディレクトリを設定してrun.batを実行してみましょう。

環境変数Pathは、いろいろなソフトウェア開発で利用するので理解しておきましょう。

分岐と繰り返し

2006年5月23日に追加。

分岐するためのif文と繰り返し処理をするfor文もちゃんとあります。

書き方がいろいろあるので細かい事は一度help ifとコマンドを入力してドキュメントを確認してください。今回は、簡単なサンプルを紹介します。

調べる

よく使うコマンドとしてhelp, cls, ipconfig, ping, netstat, nslookup, start, call,などがあります。いったい何が出来るかインターネットで調べてみてください。今回学習したコマンドについてはコマンドプロンプト画面でhelpと実行すれば、簡単な説明を見る事が出来ます。

コマンドプロンプトの利点

単純な作業はマウスやキーボードのショートカットを使う方が簡単です。コマンドプロンプトは、はじめは面倒ですが、if文やfor文など制御処理を覚える事でいろいろな状態に対応して、自動化することが出来ます。またネットワーク関連のコマンドなどは未だに利用されるのでコマンドプロンプトを知っていて損はないでしょう。

最後に

 コマンド プロンプト入門という事でコマンドプロンプトの基礎知識と実際に使えるコマンドを説明しました。今後インターネットでコマンドプロンプトを調べられる知識がついたと思います。

実際のソフトウェア開発では、ipconfigコマンド,pingコマンドなどネットワークの状態を確認するのによく使いますので、是非この機会にいろいろなコマンドに触れてみてください。

更新履歴

  • 2006年07月20日 - 文言修正
  • 2006年07月19日 - .EXEは、どうやって実行される?が間違えているので削除
  • 2006年07月19日 - 画面サンプルをWindows2000からWindowsXPに変更
  • 2006年07月19日 - HTML4.01からXHTML1.1に移行
  • 2006年05月23日 - if文とfor文の説明を追加
  • 2006年05月12日 - すこしわかりやすくした。
  • 2006年05月07日 - 文言修正。更新履歴の追加
  • 2005年07月23日 - 記事作成


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